タイヤ交換について
目次
- ・タイヤとは
- ・タイヤの役割
- ・空気圧について
- ・タイヤ交換をする理由
- ・交換時期について
- ・料金について
- ・3ポイントアドバイス
- ・まとめ
タイヤとは
タイヤはゴムとワイヤーでできており、車の重さに耐えられるよう高い強度を持っています。
タイヤとホイールは別物で、ゴム製の輪っかがタイヤで金属でできたホイールに組付けられています。
ここでいうタイヤ交換はホイールからタイヤを外し、新しいタイヤをホイールに組み付けることを言います。
夏用タイヤと冬用タイヤがあり、サマータイヤ、スタッドレスタイヤと言ったりもします。
スタッドレスタイヤは路面の温度が5℃以下になると性能を発揮するので、寒い時期にのみ使います。
タイヤの役割
走る、曲がる、止まる
靴底がツルツルだと滑ってしまうように、タイヤにもグリップ力という力が備わって滑りにくくなっています。
地面の状態や車の種類によって選ぶタイヤは違いますが、基本的にはアスファルトやコンクリートなどの舗装路を走るのでオンロード用のタイヤを選ぶことになります。
緩衝
サスペンションとは違いますが、タイヤも地面のがたつきを和らげてくれる緩衝材の役目もあります。
空気圧について
タイヤは何もしなくても空気は少しずつ抜けていきます。
タイヤは適切な空気圧で使用しないと様々な弊害が出てきてしまいますので、スタンドなどでお願いできる場合はしてもらいましょう。
適切な空気圧は運転席のドアを開けたところに書いてあることが一般的です。
空気が少ないと...
空気が抜けて少なくなってくるとタイヤはしぼんでくるので、地面との摩擦が増えて燃費が悪くなったり、ハンドルが重たくなったりします。
また、タイヤへのダメージも大きくなり、特にタイヤの両端が早く削れてきます。
空気が多いと...
空気圧の高いタイヤはパンパンに張ってしまうので衝撃に弱くなり、乗り心地が悪くなります。
また、タイヤの中心部が張り出してきて地面との接地面が少なくなるので、ブレーキやハンドル操作が効きづらくなります。
タイヤ交換をする理由
ゴムの劣化による性能低下
タイヤに使われているゴムは紫外線や乾燥、油などによって劣化して硬くなってきます。
性能が著しく低下したタイヤはブレーキが効きづらかったり、雨の日に滑ったりしてしまいます。
摩耗による性能低下
タイヤには異物(水や小石など)をかき出したりグリップ力を高めるために溝が掘ってあります。
タイヤが摩耗してくるとこの溝が浅くなっていき、ゴムの劣化と同じような性能の低下が起きます。
ドレスアップ
タイヤの種類や大きさを変えることで通常とは違った雰囲気を出すことができます。
車によって変更可能なサイズが変わりますので、お持ちの車に詳しい整備工場にご相談ください。
交換時期について
基本的に性能低下は5年経過、4mm以下と言われています。
しかし、現物を見てひび割れなどのゴムの劣化や溝の減り方によって対応を変えることが多いです。
これまでの使用状況や次回点検日などを踏まえて提案してくれる整備工場を選ぶといいと思います。
料金について
タイヤ代について
基本的にはタイヤやホイールの径が大きくなるほど高くなります。
大まかですが、軽自動車では3000〜15000、普通車では6000〜20000とかなり差があるので装着タイヤのサイズをご確認ください。
組み替え工賃について
相場では1000~2000円くらいになるかと思います。
ホイールバランスやタイヤ持ち込みの場合はプラス料金が発生することもあるので確認しましょう。
バルブ交換について
バルブはタイヤに空気を入れるためについているゴムや金属でできた弁のことを言います。
200〜500円くらいの品物なので、できればタイヤ交換時に同時交換してもらう方がいいと思います。
廃タイヤ処分料について
使い終わったタイヤを処分するのもお金がかかります。
相場は300〜700円くらいになっています。
3ポイントアドバイス
タイヤは生死に直結する部品なので定期的に点検する。
一番怖いのは高速走行中のバースト(破裂)と雨の日のスリップです。
日常的に高速を使うのかや、月の走行距離によってタイヤ交換時期を提案してくれるところに相談しましょう。
タイヤ購入はネットの方が安くなる場合が多い
ディーラーや町工場では中間の卸業者の関係でどうしてもネット購入の方が安くなることが多いです。
ネット購入される場合は製造年月日をよく確認して購入してください。
持ち込み手数料も忘れずに確認しておきましょう。
国産タイヤの低グレードが狙い目
安いタイヤを選ぶ際に外国製が上がると思いますが、性能や寿命を考えると少々高くても国産タイヤをお勧めします。
国産タイヤはグレードが低くても品質は保たれているため、コスパがいいと思います。
まとめ
タイヤは重大事故に直結する重要な部品です。
消耗品なのでギリギリまで使いたいですが、溝とひび割れの状況を見て適切に交換しましょう。
高速道路を使うのか、人や荷物をたくさん乗せるのかなど普段の車の使い方に合わせて提案してくれる整備工場に相談してみるのがお勧めです。
カスタムでお悩みの方はタイヤの専門店よりその車の専門店に相談する方がいいです。
違法改造にならないように気をつけましょう。