補機ベルト交換について

目次
 

・補機ベルトとは
・補機ベルトを交換する理由
・補機ベルトのない車
・交換時期について
・料金について
・3ポイントアドバイス
・まとめ

補機ベルトとは
 

補機ベルト
 

補機とは発電機であるオルタネーターやウォーターポンプ、エアコンのコンプレッサーといった単体で仕事をしているものを言います。
それらをエンジンの回転を使って動かすために補機ベルトを使っています。
 

タイミングベルトとの違い
 

よく間違われるのはタイミングベルトというものです。
これはエンジンの燃焼のタイミングを合わせるベルトでエンジン内部についており、外からは見えなくなっています。

補機ベルトを交換する理由
 

補機ベルトは消耗品
 

ベルトはゴム素材でできており、素材の劣化や摩耗によって性能が発揮できなくなります。
そのためタイヤやワイパーと同じく消耗品になります。
 

補機類が機能しなくなる
 

性能が低下したベルトは摩擦力を発揮できず、補機類を回すときに滑ってしまうことがあります。
補機類がうまく回らないとそれぞれの役目を果たすことができません。
 

ベルトが切れるとエンジンなどにダメージが
 

ゴム製のベルトが劣化したまま走行していると最悪の場合ベルトが千切れてしまいます。
切れたベルトが高速で回転するエンジンに巻き込まれたり、振り回されたりしてさまざまな悪影響が起こる可能性があります。

補機ベルトがない車
 

補機類はあってもベルトで駆動しないタイプも存在します。
ハイブリット車や電気自動車などが多く、これらはベルト交換の必要はありません。

交換時期について
 

3〜5年ごと
 

このスパンは目安になりますが、ゴムの劣化や摩耗が見られるのは大体3〜5年単位です。
 

亀裂が入っている
 

ゴムの内側に亀裂が入ることが多く、全体をみて一箇所でも亀裂があれば交換時期です。
 

ベルトが細くなってきている
 
ベルトの両端が削れて細くなることがあります。
この場合は見極めが難しいので整備工場に診てもらいましょう。
 

ベルトが伸びている
 

ゴム製で常にテンションのかかっているベルトは徐々に伸びてきます。
伸びてくるとたわんでくるのである程度までは調整できますが、調整範囲を超えて伸びてきた場合は交換しましょう。

料金について

ベルトは本数や長さによって金額が変わってきます。
軽自動車は1本1000円〜4000円
普通車は1本1500円〜10000円くらいです。
 
工賃も車によって差はありますが、1000円〜6000円が相場です。

3ポイントアドバイス
 

交換時期は目安なので定期点検を
 

交換時期は色々なところで言われていますが、やはり実物を見て判断することが重要です。
ゴム製なので環境に左右されやすく、交換時期は一概には言えないからです。
 

音が鳴り始めたら交換時期の合図
 

たまにキュルキュルなっている車を見たことがある人は多いと思います。
朝一やアクセルを踏んだ時にキュルキュルなっていたら交換時期だと思ってください。
 

乗る機会が少なくてもゴムは劣化する
 

車は走行していなくてもゴムは劣化していきます。
走行距離に関係なく、実物を見て判断しましょう。

まとめ
 

補機ベルトはタイミングベルトと間違いやすいですが、身近な整備に関係するのは補機ベルトです。
ゴム素材なので定期的にみて適切に交換をしましょう。

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